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Gordon Research Conferences 2020参加報告

 米国カリフォルニア州にて開催されました国際学会Gordon Research Conference(3月1~6日)に参加および研究発表を行ってきました。

 渡航時点(2月末日)では米国のCOVID-19患者数は60名、日本は191名であり、本格的な流行以前の時期でした。移動ならびに学会会場では極力マスクを着用し、不特定多数との接触を可能な限り避けることで、SARS-CoV-2への感染リスク抑制に努めました。

 Gordon Research Conferenceは、歴史と権威のある国際学会で、サイエンス分野の最先端の研究発表の場です。生物学、化学、物理学の中で、特に重要な研究領域が選別され、約200のテーマに関する研究会議が毎年開かれています。外部に一切漏らさないという守秘義務やオーガナイザーによる参加の承認が必要となりますが、これまでどこにも報告されていない新しい研究内容が聞くことのできる、とてもエキサイティングな学会です。

 

   私は今回のGordon Research Conferenceが初めての参加でした。テーマはリンパ管で、水野先生(本学部獣医薬理学教室・教授)のご推薦もあり、ポスター発表として研究演題が採択されました。クローズドの学会ですので、「一見さんはお断り!」のような扱いもあるのかなと緊張しながらの参加でしたが、皆さん気さくで、また発表に対するコメント・アドバイスがとても洗練されたものばかりであったことが印象的でした。また、周りの発表は最新知見のものばかりで、特に口頭発表の研究レベルの高さには、度肝を抜かれました。

 次回の開催地は、今回の参加者の投票により決める、というところも面白いなと思いました。開催は隔年のためか、この投票に関するディスカッションはとても盛り上がっており、投票の結果、次回(2022年)の開催はイタリアとなったようです(SARS-CoV-2の状況によるようです)。可能であれば、次回も是非参加できるように研究に励んでいきたいと思います。

 本学会の参加・発表は大変有意義なものであり、今後の本学部における研究と教育に役立てさせていただきたいと思います。

獣医学部 獣医学科
獣医薬理学教室 助教
向田 昌司

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